こんにちは、9月議会の一般質問まとめです!
私からは、「拠点複合施設について」「中心市街地のにぎわい創出について」の2件を通告し、質問しております。
【今川和哉 質問】拠点複合施設の管理コストについて
2017年に締結された夕張市と北海道ガス株式会社との間の連携協定における連携事項の一つとして、「拠点複合施設の管理コストの軽減」があげられているところです。また、「夕張市木質バイオマスエネルギー導入計画」として、拠点複合施設の暖房・給湯の熱を、市有林の木材を利用した木質バイオマスボイラーで供給することも検討され、そのための情報収集事業も行われていました。
こういった例のように、建設計画の間に様々なコスト削減の検討がなされてきたものと思われますが、これらのコスト削減策の導入状況についてと、複合施設の建設においては、管理コストをどのように試算しているか、また省エネやコスト削減への工夫は、施設の建設において、どのように検討されているか、伺います。
【市長答弁まとめ】
北海道ガスとの連携協定については、拠点複合施設の運用開始後の管理について助言を頂ければと考えている。木質バイオマスボイラーについては、初期投資と更新時のコストが多額となることから導入を見送った。建設においては、自然採光・自然換気の取り入れ、また全館LED照明にするなどのコスト削減策を行う。
【今川 再質問】
自然採光を取り入れるという答弁がございました。自然の明るさという点や冬場の熱の確保に窓は非常に有効である一方で、夏場の日差しによる温度上昇が心配されます。
ここ数年の暑さは、北海道といえど、かなりの猛暑となっているところですが、施設の設計において、夏の暑さ対策はどのようになされているか、お聞きいたします。
【市長答弁まとめ】
自然採光の窓は、夏と冬の太陽の位置に対応できるよう設計されており、夏場は直接日が差し込まない角度になっている。また、自然換気を取り入れている。
【今川 再質問】
北海道ガスとの連携協定について、建設計画の最中に機器導入等の助言は?
【市長答弁まとめ】
バイオマスボイラーの導入は見送ったが、今後運用面での助言を頂くことを想定している。
【今川 再質問】
施設完成後、熱効率や冷暖房負荷を検証しつつ、今後建設予定の認定こども園や診療所建物にもその経験を生かして、イニシャルコストだけでなく、ランニングコストも含めた費用対効果を向上させていただくことを期待するところですが、こういった今回、拠点複合施設に利用した建築設備と冷暖房負荷の検証を行っていくという考えはございますか。
【市長答弁まとめ】
運用後の管理コストについては、北海道ガスと連携していく中でも随時検証が必要になってくると考える。
【今川和哉 質問】施設の利用者数の想定と、目標値について
拠点複合施設については、どの程度の利用者数を見込んでいるか、利用者数の目標値設定はあるか伺います。
【市長答弁まとめ】
拠点複合施設は、行政機能・公民館機能・図書館機能・子育機能をもち、年間のべ5万人の利用を目標としている。
【今川 再質問】
多目的ホールとしては、どの程度の利用を見込んでいるか
【市長答弁まとめ】
現段階では多目的ホールの利用に限った想定は行っていない。
【今川 再質問】
目標の達成、利用者増加のため計画している事業はあるか
【市長答弁まとめ】
市民検討委員会を設置して管理・運営について意見を頂く。事業が充実すれば利用者も増加すると見込んでいる。
【今川和哉 質問】子どもたちの利用について
拠点複合施設におけるいわゆる「子育て支援機能」「児童館的機能」については、どういった形で利用することを予定しているか、またどのような設備を導入する予定か伺います。
【市長答弁まとめ】
健診などの子育て支援機能や、授乳室・子ども用トイレ・椅子の設置などを検討している
【今川 再質問】
小中学生を対象とした事業についてはどうか
【市長答弁まとめ】
学童クラブの運営状況とも勘案して、必要と判断できるものがあれば反映していきたい
【今川 再質問】
市内の各種団体の子育て支援事業や学童保育を集約する考えはあるか
【市長答弁まとめ】
行政主導のものは所管事業として考えていく。市民主体のものは従来の形が望ましいか、施設の活用も検討するか、考えていく必要がある
【今川和哉 質問】複合的な利用における商業的機能について
拠点複合施設の利用者増加には、行政機能、交通機能だけでなく、人が集まる場として買い物や飲食の面での利便性向上が不可欠であると考えます。施設利用者に対して提供できる出店スペースや屋台・キッチンカー等、事業者が当該施設を利用することについてはどうしていくのか、その検討状況について伺います。
【市長答弁まとめ】
飲食販売・フリーマーケットなどの意見については、管理運営について適切に判断していきたい。
【今川和哉 質問】中心市街地のにぎわい創出について
まちづくりは、行政だけでなく、民間が協働する方向性を創り出すことも大切です。南清水沢地区のコンパクトシティの中心として、交通網の拠点ともなる複合施設が出来た後、この中心市街地エリアの中にいかに人の流れを呼び込むかということで考えたときに、この周辺を含め、今後どう利用していくかを検討し、ある程度の範囲を一体と考えつつ整備を進めることが必要だと思っております。
他市では普通、駅や公共施設の周辺の整備を、商業地を含め計画するように、当市でも「複合施設周辺整備構想」のようなものを早期に策定すべきと考えますが、拠点複合施設の完成後の周辺整備について、市長の考えを伺います。
【市長答弁まとめ】
まずは複合施設の管理運営をしっかり行い、市全体のまちづくりも視野に入れて方向性を検討していく
【今川 再質問】
現状、事業者が拠点複合施設など、コンパクトシティの中心に集まる市民を見込んで、このあたりで事業を始めてみようかと、そうなったとき、今の状態で行う事業化のハードルが高すぎるのではないかと、駅ビルや一定の商業インフラがある他市の駅前で行う方がずっとやりやすい、この現状は何とかする必要があると、私は考えるところですが、この現状が問題であるという意識は、市長にあるかどうか、お聞きいたします。
【市長答弁まとめ】
商業施設の整備について、市としても必要性を認識している。民間の方のお力添えや相談があれば、しっかり受けて参りたい。
【今川和哉】
拠点複合施設の供用開始後も、引き続き運用を工夫していただき、その周辺地域も一体として、多くの人でにぎわい、市民に永く便利に利用していただける施設や地域となっていくことを期待しつつ、私の質問を終了いたします。