どこかのまちに限った話ではなく、当然のように言われる「人口が減ってるんだから議員も少なくて大丈夫なんじゃないか?」
という論理について、これはどういった理由でこの結論が導かれるんでしょうか。
どなたか、「人口が減れば、議員も少なくても良い」という理論を論理的に説明できますか?
私は、市民の意見を政治に反映するための議員が複数いるというのは、人によって様々な意見があり、政治には正解がないからだと思っています。
多様な意見を持つ人、立場によって利害が異なるから、その異なる様々な意見をぶつけあい、反映するために、議会があるのです。
人口が減ると、意見の種類は減りますか?
同じ立場の人達だけになりますか?
そんなことないんじゃないですか?
人口が減っても、結局まちには若者もいれば、高齢者もいるし、農家も、自営業者もサラリーマンもいます。
その状況で、単に人口が減ったからと議員を減らせば、少数意見が無視される結果になるだけです。
特に今後減り続ける若者が政治参加する機会は完全に奪われるでしょう。
議員目線から考えると、人口が減ると税収が減るので、現実的に今の定数を維持できない。
でも結局議員報酬は減らしたくないというのが本音なのかな。
議席は議員の私物ではなく、市民から託されて任されたものですから
その削減で身を切るのは議員ではなく、市民のほうなので、
単に財源確保が目的なら議員報酬を減らすべきだと思いますよ。
仮に人口が3000人になったら議員は3人でしょうか?
「人口が減るから議員は少なくていい」という論調、みなさまどう考えますか?
思考停止ではなくしっかり考えていかなければ、今後も人口が減るたびに議員を減らそうという話が出ると思います。
それでいいのでしょうか。