夕張市議会議員今川和哉です。昨日は夜間議会でした。
夜間議会はコロナ禍で延期しており久々の夜間議会でしたので、一般質問の冒頭「夕張市議会が開かれた議会であるためには、昼間働いている市民の方々も議会を傍聴できる機会を設け、多くの皆様に市政への理解を深めていただく必要がある」旨述べさせていただきました。
また、加えて、夜間議会をどのように扱うかは、議会改革の課題でもありますとお話いたしました。
これについて、私は現在の夜間議会は冒頭述べたとおり「昼間働いている市民の方々も議会を傍聴できる機会を設け、多くの皆様に市政への理解を深めていただく」ための関心強化としてのいわゆるイベント的な取り組みと思っております。
しかしこれに限らず、なり手不足の解消や、議会への住民参加の点でも夜間議会や休日議会の開催は論点にあがるものです。
この意味で「議会改革の課題である」旨を述べております。
議会への関心強化としての意味でいえば、数回の夜間議会というだけでなく配信や録画も今後検討を進めていく必要があります。
これについては、設備費用と事務局の人員配置が主な課題です。
なお、私はなり手不足解消のための夜間休日議会に対しては懐疑的です。
実際、議員活動はただ議会にだけ出ればいいというものではなく、研修会や外部議員・市内団体との意見交換をしようと思えば平日・日中の活動が必要となりますし、日中に市役所や担当課に全く行かず議会にさえ出れば問題がないかというとそうはならないため、夜間や休日に議会を開催すれば日中働いている方やサラリーマンでも休まなくて良いか…というと無理だろうと考えています。
既に活動できている兼業議員や家業がある方が休む時間が減る(日中は兼業事業に専念できる日が増える)程度の意味はあるでしょうが、そのために夜間休日開催をする職員の人件費や、増加する光熱費をまかなえるメリットがあるかというと疑問ということです。
現状の夜間議会も、住民の政治参加機会増加の大事な取り組みと思っておりますので、
これとあわせて、本会議や委員会の配信や録画もできるよう、取り組みを進めていきたいと思います。
夕張市議会議員 今川和哉