8月も終わりに近づいてきました。9月の定例市議会が始まるとともに、そろそろ次の感染症対策の補正予算が表に出てくる頃でしょうか。
そして衆議院議員選挙も近いのでしょうか、各党の動きが見えてくる時期になってきましたね。
有権者おいてけぼりで進んでいる最近の野党合流について述べたいと思います。
◆税金である政党交付金を含む国民民主党の資産は、全額国庫返納するべきと思う
税金から助成金を受けている公党を解党するのであれば、党の資金は当然に全額国庫に返納すべきです。
元々、この合流話は選挙が近づいてきた立憲側の選挙資金目当ての合流としか思えません、党の合流は選挙互助会のような共闘や票目当てではなく、「政策理念の一致」が必要なはずです。
立憲民主党は今や「最大の自民党支援団体」だと思っていますが、自分の保身や野党利権のために理念なくここに合流する風見鶏のような国民民主党議員を支持しようとは、私は全く思いませんね。政策提案型のまともな野党が存在しない限り自民党の一強は崩せないでしょう。今回の合流は本当に残念な話です。
国民民主党がまず党の資金を全額国庫返納し、まともな志ある議員だけで新党を結成することを切に望みます。
知り合いの地方議員にも国民や立憲に所属する方はいますが、理念や熱意がある方ばかりです。組織に所属していると将来的な出世や選挙で良いこともあるのでしょうが、こういった再編の話では上層部や支援団体の勝手な選挙の都合に振り回されることになり可哀想に思えますね。政党はいつも国会の意思で進められ、地方議員のことは眼中にないようです。
野党共闘のような野党利権(とは、自民党に敵対していれば特に政策や能力がなくても反対と批判だけでなんとなく票が集まり議席と給与が確保される野党議員達のことです)ではなく、本当に政権を奪取できるしっかりとした政治理念をもった政党ができることを待っています。その一歩が「国庫返納をした上で結成される新党」になることを願います。
夕張市議会議員 今川和哉