夕張市議会議員 今川和哉です。10月も終わりに近づいてきました。
定例議会と決算審査も終わり、芽室町議会、浦幌町議会への視察、研修へ行ってきたところです。
夕張市議会では、「議員のなり手不足の解消と議会改革」をテーマに、先進地である両議会を中心に、十勝方面への行政常任委員会視察を行いました。
議会改革やなり手不足の解消、議員候補者の掘りおこしを行うことは、一生懸命やればやるほど、現職議員にとって次の選挙で落選のリスクを高めるデメリットでしかありません。
しかし、まちの今後の将来を考えたとき、議員の存在や役割の重要性を何より理解している現職の議員だからこそ、自分の選挙のことだけでなく民主主義の持続可能性、まちの未来を担う後継者づくりを率先して行っていかなければならないと自覚しているのだと思います。ポピュリズムでありがちな単純な議員定数の削減論ではなく、候補者が出やすい環境づくりのため積極的に議会改革を行う議会議員の皆様には、本当に敬意を表するところです。
夕張市議会も8名、それぞれ色々な政治志向や考え方はありますが、真剣に夕張市のことを考え、自分の選挙のことだけでなく、議会の改革も含めてまちの将来のために議員のなり手不足解消、市民の選択肢としての候補者増加に向けて全員でしっかりと考えていこうと進めているところです。
(芽室町議会議事堂にて)
「インボイスの導入見直しを求める意見書」を令和元年第3回定例市議会にて採択いただきました。
https://www.city.yubari.lg.jp/shigikai/kaigiroku/giketukekka.files/10910.pdf
ところでこの間、ネットのニュースにて「インボイス導入が零細企業を救う!小規模事業者を淘汰することで企業の効率があがる!」といった内容の、現場を全く理解していなさそうな記事があがっていたので筆者の経歴を見たら「元大蔵官僚の大学教授」で、これは明らかな財務省の忖度記事なんだろうなぁ、と思いました。地方の事情どころか自分で起業をしたこともなさそうな官僚様は大体東京の事情しか知りませんからね。
「効率のいい大企業」が地方の農家や商店を地元の零細事業主にかわって経営してくれると思いますか?するわけがないでしょう。
反発が予想される制度を進める際には、政府側の学者や政府の都合のいいメディアニュース等で導入に向けた下準備を進めていくため、ニュースの読み方には気を付けたいところです。
逆に反政府的、野党寄りの記事にもトンデモ記事・偏向は多いですので、両側の視点で偏らずに見極めなければなりません。