秋の視察報告

「本日は〇〇に視察に行ってきました!」
の投稿だけではなく、視察へ行ったからには、なるべくフィードバックを行っていきたいと思います。

デマンド交通
千歳市 長都・釜加地区の乗り合いバス事業
こちらは、夕張市議会議員会での視察です。

北ガス石狩LNG基地&札幌駅南口エネルギーセンター
こちらは、不動産団体での視察です。

◆デマンド交通
夕張市議会は視察に関する経費が使えませんが、千歳なら日帰りで行けますので予算が不要です。
千歳市の、路線バスが廃止された長都・釜加地区の農村地帯で組織されている乗り合いバス事業「おおぞら号」の視察を行いました。

夕張市も、JRやバスの減便により、今後公共交通体系が大きく変わることとなるでしょう。
地域にあった新しい交通の形を考えていかなければならないということで、既にデマンド交通を始動させている千歳市の事業を参考とさせていただくため、視察したものです。
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交通協議会が、住民負担金と運賃収入、市の補助金により運営しているとのこと。
前日までに電話予約をいれ、長都・釜加地区から病院やスーパーを巡回するようです。
加入は100世帯ほどで、主な利用用途は病院へ行く高齢者の方を対象としています。
ボランティアの方の好意による運営といった面が大きく、何処でも単純にそのまま真似できるものではないでしょう。
今後継続していく上で、跡継ぎや、他にやってくれそうな方を探すということは難しそうだとおっしゃっていました。
長く交通協議会で検討を重ね対話を続けたことにより、運営者と地域の信頼関係を作って、成功している事業です。

「課題は多くあるが、技術や状況の変化は次々訪れるものなので、将来のことは続けていくうちにその都度考えていけば良い、現に今必要とされることをやっていきたい」
というようなことを担当者の方が言っていて、新しい事業をやるうえでこういう考えは大事だなぁと感じました。

また、民間の事業者での運営の可能性について聞きましたが、タクシー事業者等が委託によりこういったことをする場合、乗り合いバスの利用時間帯は利用者がいなくても車両と運転手を用意しておかなければならないので、その間は本来の利益を得ることができず、事業としては厳しいのだそうです。

課題と良い面を取り入れつつ、本市の地域事情も合わせながら議論を深めていきたいと思います。
対応いただいた千歳市様、有難うございました。

◆北ガス石狩LNG基地&札幌駅南口エネルギーセンター
議員関係で行ったわけではありませんが、当市もCBMの試掘がはじまりましたし、また複合施設の建設において、エネルギーの使い方というのは必要となる検討事項だと思っています。
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【当市は秋から、CBM(コールベットメタン)の試掘事業を開始しています!】

札幌駅南口のエネルギーセンターは、天然ガスコージェネレーションシステムというものを採用し、札幌駅南口エリアに電気と熱を供給している施設です。
地下のガスタービンで発電し、JRタワーへ電気を送っています。

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南口の地下にある巨大なガスタービン
ここの特徴的な「コージェネレーションシステム」ですが、ガス発電によって出た「排気ガス」の熱を温水や蒸気、暖房に使うというシステムです。
ガスタービンで電気を起こしてJRタワーに供給し、排気ガスの熱で温水を作りロードヒーティングに使い、さらに排気ガスの熱で蒸気を作り蒸気タービンで電気を起こす。
蒸気の一部を使い吸収冷凍機で冷水を作る(この原理はよくわかりませんが、冷水も蒸気から作られるそうです)
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出てきたエネルギーを施設で無駄なく使えるシステムになっていることがわかりました。
もし、夕張市もCBMを使って複合施設の電気と熱が両方まかなえたら素晴らしいですよね。

大規模な施設じゃなくてもこういうシステムは使えるんですか?と聞いてみました。
規模よりも、「熱」を有効に使えるかどうかがこのシステムの重要な点だとのことです。
道庁南のエネルギーセンターの同システムは、ガスエンジンでこちらより小規模だとか。

1年の半分が冬の気温、雪も多い夕張市
「施設」と「エネルギー」は切り離せない検討事項です。

それでは今回はこのくらいで。ご覧いただきありがとうございました。
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