カテゴリー別アーカイブ: 夕張市

日本政策学校、夕張合宿

前日までのスタートアップウィークエンド夕張に引き続き、7月17日(月)は、政治について学ぶ学校である日本政策学校の夕張合宿が開催されておりましたので、そちらの案内兼受講生として参加いたしました。

まず、夕張市議会議長である厚谷議長に夕張について講義をしていただきました。
政治の学校ですので、政治に詳しい方々が来ており、議長といえども講義の準備は中々大変だったのではないかと思います。

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私が質問を受けた際は色々正直に答えさせていただきました。
市外の方が気になるところは、市内にいると特に気にならないことだったり、そもそもの前提事情が違うことで考え方も異なったりして面白いなと思いました。
しかし共通するところも多くあったり、また、課題としては夕張のほうがずっと先をいっている場合もあり。

市外から視察に来た方に同行するとよく言われるのが、前に視察に来た東京都議会議員おときた氏のブログ記事です。
「夕張は燃えるゴミが燃やせないんでしょ?」というやつです。

詳細は、こちらの私の過去の一般質問記事を読んでいただければと思います。
第1回定例市議会ゴミ処理体制について

そりゃあ、東京都でゴミが燃やせなかったら量もすごいことになるでしょうし、埋め立て地も少なく住居と近いでしょうから、大変なことになります。
埋め立て地がそこまで住居の近くにはならず、人口が少ないためにゴミの量も少ない夕張とは前提となる事情が違うということです。
夕張の前提条件では、逆に焼却処理場を維持するコストが割に合わない、というのが実情のわけです。

また、「病院が無くなって住民が健康になって医療費が下がったんでしょ?」も良く言われます。
なるべく病院に頼らないための自助努力をする人が多いのは事実かもしれませんが、病院が無くなって市民が健康になるという論理は飛躍しすぎだと思います。

私は不動産会社をやっていますが、家を売却して市外へ出るような方の話を伺うと、「遠くの病院に通うのが負担になったので札幌へ引っ越す」というような方は多いです。
中々引っ越しがしにくい持ち家がある方でさえそうなのです。公営住宅や賃貸に住んでいる方はなおさらでしょう。
要するに、市内の病院で大病や透析を治療できないために、市内で診ることができないような事情のある方が市外へ転出するケースが増え、市内に住み続けられる人の医療費が下がってるだけという印象です。

市外から見える夕張市を知ることができるのは非常に興味深いです。
破たんした自治体!というイメージはもの凄いインパクトかもしれませんが、来てみると違う一面も見れるかもしれませんよ。

研修会に参加した新宿区議会議員の伊藤 陽平さんが早速夕張の記事をアップしていただいています。

廃墟となった遊園地も。財政破綻した夕張市のように今こそ改革を
https://itoyohei.com/?p=12363
(新宿区議会議員 伊藤 陽平 2017年7月17日 公式ブログ)

また、開催団体である日本政策学校では、夕張市への政策提言コンテストを行う予定とのことで、そちらも楽しみにしております。

夕張市での起業体験イベント

7月14日(金)から16日(日)の間に夕張市にて開催されたスタートアップウィークエンド夕張のお手伝いと最終日の審査員を行いました。
どういうイベントかはこちらへ
スタートアップウィークエンド夕張開催ページ
簡単にいうと、創業アイディアを考え、3日間で起業を体験するイベントです。

イベントと同時期に、ネットではタイムリーにこのウェブサイト記事が大きな話題となっておりました。
「現代ビジネス 夕張市破綻から10年「衝撃のその後」若者は去り、税金は上がり… 第2の破綻を避けるために」
現代ビジネス夕張記事

残念なことに、こういった悲観的な記事で話題になりがちな夕張市ですが、人が住んでいる以上当然、その市民が働く会社もあれば、普段利用する店舗も存在します。
人口の減少は、地元で頑張る企業の売り上げや、労働力の減少につながる大打撃です。夕張市が例外ではなく、日本全体としてこの問題を抱えています。

夕張市では、最近閉店した店舗・解散した会社や、働き先を求めて市外へ出ざるを得なかった若い知り合いはたくさん思い当たりますが、市内でここ数年創業した方はほとんど思い当たりません。
新たな創業はない、市内経済は低下していく一方というのが、今の夕張の現状です。
人口が減っているからこの現状は仕方がない、若者は市外に出ていく、今更夕張市で創業なんてする人はいない。そう思って諦めて何もしないんでしょうか?
夕張市の高齢化率はついに50%を超えました。人口の半分以上が65歳以上です。

これは本当に仕方がない、何もできないのでしょうか?
取引先が減り、顧客が減っていく中小企業や店舗は、危機的状況にあります。そういったお店こそ、普段市民が使っているお店です。
人口が減っても、残っている人たちの生活は変わらないと思っているとしたら幻想です。
仮に人口が半分になったら、市内のお店の売り上げは半分になるでしょう。そのとき、そのお店は半分の規模で営業を継続できるものではなく、廃業せざるを得ないのです。

このままでは会社は減っていく一方です。
新たな働く場づくり、仕事づくりで地域にイノベーションを起こしていく必要があります。

お祭りで一時的に1000人が立ち寄るより、市内で1社起業してくれたほうが間違いなく地域に与える利益は大きいわけで、イベントは費用対効果、事業効果を見極めなければなりません。

夕張市での起業、確かに難しいかもしれませんが、ここを諦めてしまっては今住んでいる人はどうなりますか?子供たちの将来の働き先は?
何とか有志で新たな起業のきっかけとなれるようなことができないか。そう考えたメンバーが集まって実行することになったのがこの企画となります。

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この企画、実を言うと何度も開催が危ぶまれました。
予算の問題、チームが作れるだけの参加者が本当に来るのか、人手が足りるのか、など。

何とか市外や東京の方、企業も含め資金面にてご協力いただき、この度無事開催することができました。なんとチームも4チーム作れるほどの人が参加していただきました。

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東京や札幌にて事前の広報イベントを行ったり、全道版の北海道新聞に記事が載りましたが、市内からの参加は1名で、札幌や東京の方が大多数でした。
市内の広報の余地はまだまだあったかなといった形ですが、市外の視点で夕張の問題点や起業アイディアを考えていただけたのは大きな成果だったと思います。

また、次の日7月17日(月)は日本政策学校の夕張合宿にも参加させていただきましたので、続いてこちらの記事も投稿いたします。

平成29年3月議会報告

3月に行われた第1回定例市議会において、市政執行方針に対する大綱的な質問を行いましたので、その概略を報告します。

【認定こども園に関する質問】
【交流人口施策に関する質問】
【石炭博物館に関する質問】
【地域人材、産業振興に関する質問】
【高校魅力化に関する質問】
などについて質問を行っております。

◆ 市政執行方針の「若者の定住と子育て支援」から、認定こども園に関しての質問

≪質問内容≫
利用者となる幼児が将来も減っていくと予想される中で、この度は新たに認定こども園を建設することとなるが、建設に際しては将来的な乳幼児数の推計につき計画しているのか。

≪答弁内容≫
まず、建設にあたり、市内の少子化による保育施設の利用者数の減に加え、幼稚園・保育所施設の老朽化などが課題として整理され、教育保育を一体として運営する認定子ども園の設立を喫緊の課題としたものである。平成32年度中の開設を目指し、保育協会をはじめとする関係機関と情報共有を図りながら、今後10年間の乳幼児数の推計も踏まえて基本計画策定にあたっている。

≪質問内容≫
市内には現在、他の保育施設がある。
市内の子どもが減り続ける中、この新たな認定こども園と、市内の他の保育園がいつまでも併存していけるかというと、中々厳しい状況にあるのではないか。
これら施設は将来的にどうなっていくのか。一度整理する必要があるかと思いますが、認定こども園とこれら保育園の関係についてはどのように考えているのか。

≪答弁内容≫
新たな認定子ども園と、市内の保育園の将来像については、乳幼児数の動向、施設の老朽化などの課題を整理し、各関係機関と十分な協議をしながら、安全安心な子育て環境の充実を目指していきたい。

◆ 「新たな人の流れ・交流人口の創出」についての質問

≪質問内容≫
1.交流人口施策に関して、交流人口、関わり人口の増加策としては、具体的には、どのようなものを考えているか。
2.また、市政執行方針においては「こういった関わり人口を増やす取り組みを丁寧に積み上げることで、定住・移住につながっていくと考えております」と、いうように述べられていましたが、こういった関わり人口から、定住移住につなげていくための具体策というものは考えているか。

≪答弁内容≫
1.交流人口の増加施策
観光はもちろん、スポーツ合宿や文化系合宿など幅広い合宿の受け入れをすすめていきたいと考えている。関わり人口の増加施策について、現在もたとえば、幸せの黄色いハンカチ広場プロジェクトにおいて、大学との連携により事業をすすめておりますが、こういった外からの視点の流入を促進していきたい。
2.移住・定住へのつながりについて
まず、夕張に興味をもち、夕張を訪問する、その次のステップが移住・定住ということになりますので、まずはしっかりと交流人口・関わり人口を増やす施策をすすめ、その状況により移住政策を展開していきたい。

≪質問内容≫
今後の「マウントレースイスキー場及びこれに付随する宿泊施設等」について
1.これら施設は、来月4月1日より新たな事業者によって運営がなされることとなりますが、このことにより、当市の観光客の傾向が変わることは想定しているのか。
2.今後重点的に観光施策としてアプローチしていくターゲットを変えていったり、外国語の案内看板を増やしていくなど、当市の観光施策自体から考え直す必要はないのか。

≪答弁内容≫
1.新たな事業者が運営を行うことになりますが、2月8日の売買契約終了後に行われました記者会見において売却先である元大夕張リゾート株式会社の呉代表は「集客のメインターゲットについてはインターナショナルである」との発言をしておりました。現在の指定管理者についてもインバウンドの集客には力を入れてきたところでありますが、今後は更にそれが広がるものと考えている。
2.これらを踏まえ、市の観光政策についても見直しをしていく必要性は、あるものと考えておりますし、観光は地域の主要な産業でもあることから、市と市内外の団体とも一体となって交流人口を増やす取り組みを加速させていきたい。

≪質問内容≫
合宿受け入れについて
市政執行方針においては「施設に指定管理者制度を導入し、合宿の受入れワンストップ機能を担い、プロモーション強化とあわせて、団体受入れ事業を実施し自立運営が可能となるような仕組みづくりを行います」と示されているが、この合宿の受け入れのワンストップ機能とは具体的にどのようなものを考えているのか、またどういった団体がワンストップ窓口になることを検討しているのか。

≪答弁内容≫
これまでは、合宿等により夕張を訪れる方が、会場の手配、宿泊、お弁当、市内移動の手段など、様々な手配をそれぞれの業者と連絡調整を行わなければならないという状況。
これを平成29年度より市有施設の指定管理者による運営とする予定で、この指定管理事業者により市内の関連事業者と連携し、施設の予約、宿泊、お弁当の手配、貸切バスの手配など窓口の一元化をはかることにより、利便性が向上し、体育施設や観光施設及び合宿誘致などの促進がはかられる。

≪質問内容≫
石炭博物館に関して
空知地域の炭鉱遺産活用の拠点というからには、他市町村または関連団体との連携というものは欠かせないものとなってくる。
1.当市の石炭博物館が「空知地域の炭鉱遺産活用の拠点としての役割」となるために、運営において、空知地域の他市町村との連携をどのように考えているか。
2.博物館本体の改修については、どういった点を重視するか。

≪答弁内容≫
1.石炭博物館は空知管内の旧産炭地域における産業遺産である炭鉱の記憶を後世に伝えていくためのビジターセンター的な役割を担うもの。
それらを目指すため、各市町保有の産業遺産を展示するための市町ブースの設置や、収蔵品が一覧できるデータベースの作成等につきまして、今後関係機関と協議をしながら展開をしていきたい。
2.夕張の貴重な歴史を後世に伝える拠点とするための改修について
昭和55年の開館以来施設の改修、展示の計画的更新が行われてきておらず展示内容の陳腐化が著しい状況がある。
歴史的価値のある収蔵資料、国内唯一の見学炭鉱である史跡夕張抗は関係学術団体や研究者からの評価も非常に高く、博物館がこれからも地域の歴史を伝える拠点として継続的に機能していくことが必要であるため、博物館として、これまで不足していた機能を補う新たな拠点づくりとして、夕張の町の歴史に大きな変化が生まれた社会背景やできごとをテーマにその当時の夕張に暮らす人たちの生活風景や記憶、思いなどを伝えていきたい。さらに、見る人が考えるきっかけを生み出す展示として、市民が集える憩いの場としての機能も充実させ、気楽に立ち寄れる博物館を目指す。

≪質問内容≫
市政執行方針の地域リーダーや地方創生の担い手の育成」にて述べられている「地域活性化の要となる地域の担い手」とは、どういった人材を想定しているのか、それを育てるために、どのような支援が必要と考えているのか。

≪答弁内容≫
地域のリーダーや地方創生施策を展開する人材を想定しており、そのような活動を行う方々のスキルアップや他地域との交流をうながすため、平成29年度予算案に地域人材育成事業を計上しており、市が認める地域リーダーの育成や、地方創生の担い手育成にかかる研修への参加、市の施策と連動して各種団体が主催する研修会の実施などにかかる費用の一部を助成する施策を展開していきたい。

◆ 「夕張の未来を創るプロジェクト」についての質問

≪質問内容≫
1.執行方針で述べられている「地域外との交流」とは具体的にどのようなものを想定しているか。
『意見:この中で、各種教育機関につき、「外との交流による知恵の習得や地域外との交流を促進します」と示されている点について、私としても、教育はもっと社会に出るべき、と思いますし、地域との強い連携の中で教育を行っていけるのは、学校が多く規模が大きい都市部よりも、教育と地域の関係が近い夕張市のようなまちであると私は感じておりますので、こういった考え方は是非とも、どんどん取り入れていっていただきたいと思っております。』
2.市内のスキー場等の観光施設については、先ほども言ったとおり、来月4月1日からは、新たな事業者が運営者となりますが、こういった新たな観光施設経営者や、市内各団体等の事業者との、教育行政における今後のかかわり方については、どのように行っていくのか。

≪答弁内容≫
1.地域外交流についてでありますが、現在夕張高校にて、都立八丈高校との交流や高校生ゆうばりキャンプにおいて都立高校との交流をはかっております。
また北海道大学の学生が夕張高校の生徒と一緒にまちづくりについてワークショップを開催しており、今後このような地域外との交流というものを推進していきたいと考えております。
2.市内のスキー場を活用したスキー教室など市内業者との今後の連携について
道内でも屈指のスキー場であるマウントレースイスキー場は先ほども申し上げましたが本年4月より新たな経営者による運営となる。
今後はさらに外国人利用客の増加が予想されることから、外国人対応ができるグローバルな人材育成が必要であると考えております。
学校では地域の特性を生かした教育課程の実施が求められていることからも、今後様々な方面で対応可能な人材育成のためスキー場をはじめとした地元企業との連携も図り、インターンシップを積極的に活用しながら
夕張の未来をつくるプロジェクトの一環として、夕張に誇りをもち、地域に関わることのできる人材育成環境の整備をすすめたい。

≪質問内容≫
夕張高校魅力化について
1.今までの高校魅力化事業に対する評価は
2.市政執行方針においては「北海道教育委員会とも連携を強化し、新たな取り組みを進めていきたい」と述べられておりますが、この「新たな取り組み」とはどのようなものか。
3.高校のさらなる魅力化に向けて検討している具体的事業の内容、目に見える学力の向上、高難度の大学への進学率向上に向けての取り組みは(教育長宛再質問)

≪答弁内容≫
1.各種資格取得検定や進学模擬テスト受講支援、スキー授業、進路にかかる後援ならびに高校生派遣などの実施をしてきた。
進学模擬テストなどが半額補助になったことから、受験者数及び受験回数が増加した結果、ここ10年国公立大学の複数人の合格者はなかったわけでございますが、今年度は2名合格されたという報告を受けている。
また東京都立八丈高校への派遣事業を実施したことにより、生徒ならびにPTAとのかかわりが活発化し、学校が躍動感にあふれてきたと聞いている。
2.北海道教育委員会との連携
英語教育の充実にかかる支援などについて現在協議検討しているところ。今後も児童生徒数の減少が見込まれる中、夕張高校の存続は本市にとって最重要課題の一つであると認識をしている。
夕張高校魅力化事業を継続しながら夕張高校のさらなる魅力化へ向けて取り組みを進めていきたい。
3.現在生徒の学力向上について放課後の学習支援等々、学生ボランティアを活用しながら現在進めている。
国公立だけが大学ではないと思いつつも、国公立進学率も確保するという観点から、29年度スタート時においてカリキュラムの編成をし、国公立対応の生徒に対して1人であろうが2人であろうが、学校として対応していくという機運を高めた。今後もそのような国公立も含めた大学へのカリキュラム編成というものに対しては、十分に対応してまいりたい。(教育長答弁)

夕張市議会議員 今川和哉

秋の視察報告

「本日は〇〇に視察に行ってきました!」
の投稿だけではなく、視察へ行ったからには、なるべくフィードバックを行っていきたいと思います。

デマンド交通
千歳市 長都・釜加地区の乗り合いバス事業
こちらは、夕張市議会議員会での視察です。

北ガス石狩LNG基地&札幌駅南口エネルギーセンター
こちらは、不動産団体での視察です。

◆デマンド交通
夕張市議会は視察に関する経費が使えませんが、千歳なら日帰りで行けますので予算が不要です。
千歳市の、路線バスが廃止された長都・釜加地区の農村地帯で組織されている乗り合いバス事業「おおぞら号」の視察を行いました。

夕張市も、JRやバスの減便により、今後公共交通体系が大きく変わることとなるでしょう。
地域にあった新しい交通の形を考えていかなければならないということで、既にデマンド交通を始動させている千歳市の事業を参考とさせていただくため、視察したものです。
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交通協議会が、住民負担金と運賃収入、市の補助金により運営しているとのこと。
前日までに電話予約をいれ、長都・釜加地区から病院やスーパーを巡回するようです。
加入は100世帯ほどで、主な利用用途は病院へ行く高齢者の方を対象としています。
ボランティアの方の好意による運営といった面が大きく、何処でも単純にそのまま真似できるものではないでしょう。
今後継続していく上で、跡継ぎや、他にやってくれそうな方を探すということは難しそうだとおっしゃっていました。
長く交通協議会で検討を重ね対話を続けたことにより、運営者と地域の信頼関係を作って、成功している事業です。

「課題は多くあるが、技術や状況の変化は次々訪れるものなので、将来のことは続けていくうちにその都度考えていけば良い、現に今必要とされることをやっていきたい」
というようなことを担当者の方が言っていて、新しい事業をやるうえでこういう考えは大事だなぁと感じました。

また、民間の事業者での運営の可能性について聞きましたが、タクシー事業者等が委託によりこういったことをする場合、乗り合いバスの利用時間帯は利用者がいなくても車両と運転手を用意しておかなければならないので、その間は本来の利益を得ることができず、事業としては厳しいのだそうです。

課題と良い面を取り入れつつ、本市の地域事情も合わせながら議論を深めていきたいと思います。
対応いただいた千歳市様、有難うございました。

◆北ガス石狩LNG基地&札幌駅南口エネルギーセンター
議員関係で行ったわけではありませんが、当市もCBMの試掘がはじまりましたし、また複合施設の建設において、エネルギーの使い方というのは必要となる検討事項だと思っています。
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【当市は秋から、CBM(コールベットメタン)の試掘事業を開始しています!】

札幌駅南口のエネルギーセンターは、天然ガスコージェネレーションシステムというものを採用し、札幌駅南口エリアに電気と熱を供給している施設です。
地下のガスタービンで発電し、JRタワーへ電気を送っています。

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南口の地下にある巨大なガスタービン
ここの特徴的な「コージェネレーションシステム」ですが、ガス発電によって出た「排気ガス」の熱を温水や蒸気、暖房に使うというシステムです。
ガスタービンで電気を起こしてJRタワーに供給し、排気ガスの熱で温水を作りロードヒーティングに使い、さらに排気ガスの熱で蒸気を作り蒸気タービンで電気を起こす。
蒸気の一部を使い吸収冷凍機で冷水を作る(この原理はよくわかりませんが、冷水も蒸気から作られるそうです)
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出てきたエネルギーを施設で無駄なく使えるシステムになっていることがわかりました。
もし、夕張市もCBMを使って複合施設の電気と熱が両方まかなえたら素晴らしいですよね。

大規模な施設じゃなくてもこういうシステムは使えるんですか?と聞いてみました。
規模よりも、「熱」を有効に使えるかどうかがこのシステムの重要な点だとのことです。
道庁南のエネルギーセンターの同システムは、ガスエンジンでこちらより小規模だとか。

1年の半分が冬の気温、雪も多い夕張市
「施設」と「エネルギー」は切り離せない検討事項です。

それでは今回はこのくらいで。ご覧いただきありがとうございました。
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夕張支線のJRへの廃線提案

8月8日、鈴木直道夕張市長がJR北海道に石勝線夕張支線の廃線を要請したとのニュースが大きくとりあげられていました。
私も家に帰ってこのニュースを見て大変驚きました。

【ニュースへのリンク】
道新WEB http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0302144.html

NHK http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160808/4603381.html

ニュースの真偽の程はどこまでかわかりませんが、大きな決断をしたものだと思いました。

夕張市の鉄道事情
大正時代から使われている市内鉄路のトンネルや鉄橋は、安全性の面でも、今後長く使い続けることは不可能で、100年以上が経った今、これらの更新には9億円以上がかかると言われています。
現実的に、JRに対して「この費用を全額捻出して夕張支線を永遠に存続させろ!」
と要求してもハードルが相当に高いことは誰もがわかっていました。

一方、上下分離方式
(上の車両はJRで走らせるので線路や橋などは自治体でお金を出して維持してねという方法)
を採用してまで、鉄路を維持する費用対効果は無いでしょう、そもそも夕張市にそんな予算はありません。

そして、石勝線夕張支線とは、並行して夕鉄バスの路線があります。
他の廃線が議論されている自治体とはこの点も違います。

JRにしろ夕張市にしろ国にしろ、鉄路を維持するための莫大な費用をこれに投じるくらいなら、
他の交通手段に投資をして整備するほうが費用対効果、夕張市全体の事情を見たときに最善…
という考えなのかと思います。

私も、廃線を予想しないでJRが今後永劫に残ることを前提にまちづくりを進めて、ある日突然JRが無くなったら、本当に不便なまちになってしまうのではないか。
この状況が最悪で、避けるべきであり、残すならほかの何を犠牲にしていくら費用をかけてでも残す決断をして、具体策を考えなければならない。

残すことが難しいなら、将来無くなることを想定して、「極力交通が不便にならない代替策」を早くから考えてまちを作るべきだ。と思っていました。

鉄道の駅を中心にまちづくりをして、将来駅がなくなったら、それを前提としていた施設は立ち行かなくなります。
土地を選ぶ時だって、無理して駅の近くを選ばなければもっと安くていい立地があったのに。ということになるでしょう。
また、鉄道が無いと決まれば、今後新たな土地利用を考えるときに、今ある鉄道用地を候補地とできるかもしれません。

政治家は実際の結果に責任を負うものですので、単に交通政策だけではなく、まち全体のあり方を考えて実行しなければなりません。

ただ、現在JRを利用している市民の方、旅行者の方がいるのも事実。
特に、今JRを使っている市民の方は、「これに乗らなければ買い物もできない、病院・職場・学校へ行けない」など、本当に必要で乗っている方ばかりです。
減便のときもそうでしたが、現に今必要としている方達への配慮、代替手段の提供が大前提・必要不可欠なことは間違いありません。
移動できるだけでなく、当然料金の面も含めてです。夕張~紅葉山などは、バスとJRでは往復で1000円以上違います。

加えて、先ほどの補修が必要なトンネルや橋も含め、100年以上の歴史ある夕張市の鉄道は非常に文化的価値の高い路線でした。
走る文化遺産、鉄道の走るまちとしての魅力という面を失うことになるダメージがあるでしょう。
どのようになっても、何らかの形でこの夕張市の鉄路の魅力は後世に残していければと思います。

それと、提示した条件と言われているものですね。
《1》拠点複合施設周辺と市内各地をバス路線などで結ぶ交通体系の見直しに協力する
《2》清水沢地区のJR所有施設などは市への無償譲渡など有効活用も検討する
《3》JR社員を夕張市に派遣する

1~2はおおむね私も考えていたような内容ですが、3についてはどのような役割を担うことを想定しているかわかりませんので、何とも言えません。
これにはないですが、「次は新夕張駅」とならないよう、新千歳空港からのアクセス、道東との交流活性化策の連携なども進めていって欲しいと期待するところです。
JR利用者と交流人口が増えて、WIN-WINの関係になれるような政策も打ち出していきたいですね。

この決断が衰退の引き金になったと将来言われないように、私も様々な提案を考えていかなければならないと感じました。
市民の皆様が不便にならないよう。また、くれぐれも条件を譲歩したりしないよう、見守っていきたいと思います。

色々と不足もあるかと思いますが、私からはこのへんで
夕張市議会議員 今川和哉